女性へのオステオパシー

8月9日~13日までアンジュリー・モラン先生による「産科・婦人科」のセミナーに参加してきました。

 

オステオパシーの対象となるのは女性の割合の方が高いので、産科・婦人科の領域の知識やアプローチは避けては通れません。しかし、国内では女性にテーマを絞ったセミナーの開催は少ないので、待ちに待った機会でした。

 

今回のセミナーでは、5日間をかけて、座学(解剖学&生理学など)と実技の講義があり、妊婦さん(妊娠9か月目)と生後1か月の赤ちゃんへの実際の施術が行われました。

 

モラン先生は、CEO(オステオパシー研究大学)で授業をされていますが、モントリオールのクリニックで臨床も行われており、多くの女性の健康に貢献されています。モントリオールでは、しばしばオステオパシー有資格者が分娩にも立ち会っているそうで、妊娠中だけではなく、分娩直前や分娩時にも施術を行い、安全な出産のお手伝いをしているということでした。

 

また、カナダでは不妊で悩む方が増加しているので、夫婦両方に施術をする機会も多いそうです。その事に関しては、日本と全く同じ状況なのだなと思ました。実際、施術によって功を奏することもありますし、どうにもならないこともあります。

 

今回のセミナーには、助産師の方も数名出席されていました。出生というのは人生でも非常に重要な瞬間であるので、赤ちゃんにとっても母体にとっても物理的な負担が掛かり過ぎないように、妊娠中あるいは妊娠前から女性の身体を調整して行くということは重要なことだと思います。私は分娩時には関わることは出来ませんが、助産師の方が一人でも多くの赤ちゃんの安産に寄与されることは、本当に大切な事だと思います。

 

カナダでは、オステオパシーを職業としているのは割合的にも女性の方が多いので(おそらく他の国でも)、日本でも女性のオステオパシー実践者が増えると社会にとっても良いことなのでしょう。

 

 

新生児の模型を用いての講義風景