熊本での合宿

7月21日から23日まで、熊本でオステオパシーを研鑽するための合宿を行いました。

 

今年に入ってからモントリオールに行ったり、海外の先生を招聘してのセミナーが続いていましたので、消化できていない事が多々あり、そこで学んだ感覚を仲間たちと共有するのが目的でした。

 

今回は、17人の仲間が集まってくれました。約半数は関西からの参加者です。

 

実は、2年前の4月16日に、ここの会場(ナチュラル・ハーモニック・ピュアリィさん)を借りて合宿を行う予定だったのですが、4月14日と16日に熊本地震が起こってしまい中止になってしまったままでした。

 

3年前に初めてフィリップ・ドリュエル先生を日本に招聘して授業を行って頂いたのもこの会場ということもあって、私たちのグループ(F.O.S.G)にとっては非常に思い入れのある場所でもあります。

 

この会場も震災により大きな被害を受けてしばらく使用が出来なくなっていたのですが、1年前に復旧されましたので、スケジュール調整を行いつつようやく熊本での今回の合宿を開催することが出来ました。私にとっては、2年越しでの実現であり感慨深いものになりました。

 

その想いが届いたのか、今回は私たちのグループの西山正洋代表も大阪から急遽参加してくださいました。

 

思えばあの大きな震災から2年経過しました。被災した古い家屋が壊されて更地や駐車場が増えました。新しい家屋も沢山建ちました。しかし今でも仮設住宅にお住まいの方々も多くおられますし、立入禁止の張り紙があの時のままになっている建物も未だ多く存在しています。時間は経過しても、まだあの夜の恐怖体験は私たちの頭の片隅に存在しています。目には見えませんが、まだまだ復興できていないものも多いと思います。

 

 

私たちは完全な復興に向けて、一歩一歩前に進んで行くしかありません。熊本の象徴である熊本城は、復興に向けて今日も頑張っていました。