子どもへのオステオパシー

オステオパシーには、赤ちゃんや子供への施術を行う小児専門の領域があります。

 

その領域で、世界的に最も高名だったのが、アメリカのヴィオラ・フライマン医師でした。オステオパシーを学んでいる人ならば、フライマン医師を知らない人はいないでしょう。

 

私は、フライマン医師についてあまり多くの事を知りません。元々イギリスで医師をされていたこと、A.T.スティル先生の後継者であるW.G.サザーランド先生の生徒であったこと、アメリカのサンディエゴで子供たちの治療(特に重度な障害のある)に生涯を捧げられたこと、90歳を過ぎても臨床におられたこと、施術によって❝奇跡的な変化❞を起こされていたこと、敬虔なクリスチャンであったことしか知りません。

 

決して表舞台に出て来られることがなかったそうですが、近代のオステオパシーの教科書の中にはフライマン医師の名前が頻繁に登場します。また、現在私が師事しているフィリップ・デュリュエル先生はフライマン医師と深い親交があり、❝後継者❞とも呼ばれていますので、フライマン医師の話は授業でもよく登場します。

 

しかし残念ながら、一昨年の1月に他界されたので、お会いすることは出来ませんでした。そして更に残念なことは、フライマン医師の技術は世の中にほとんど出回っていないという点です。どういう事情があって、表舞台に登場せずに、技術も門外不出であったのか詳しくは解りません。本当に残念な事だったと思います。オステオパシー創始者のスティル先生も、ご自身が使われていた技術を一切後世に遺されませんでしたので、それぞれ深い考えがあっての事なのでしょう。

 

そんな想いで数年を過ごしていたところ、私が所属しているF.O.S.G.(フルクラム・オステオパシー・スタディ・グループ)の西山代表とのご縁で、フライマン医師と晩年の10年間を共に診療室で過ごしたアメリカ人のオステオパシー医師が日本でセミナーを開催してくれるという話が浮上したのです。

 

フライマン医師と同じ診療所に勤務していたドクターは何名もおられるそうですが、フライマン医師と❝同じ診療室❞で10年間も共に過ごしたという人は他には存在しないそうです。

 

これは非常に楽しみなことになりました。セミナー内容に関しては、次回のブログで報告いたします。

 

 

  

❝伝説❞とも称される、ヴィオラ・フライマン医師(1921-2016)